同人誌印刷で失敗しないチェックリスト|ページ数・綴じ方・色校正の注意点
同人誌は「これで大丈夫だろう」という思い込みがもっとも事故を生むジャンルです。ページ数、綴じ方、紙、トンボ、色——全部確認してから入稿しましょう。
ページ数はなぜ4の倍数なのか
中綴じはすべての紙を二つ折りにして重ねるため、紙1枚=4ページになります。したがって総ページ数は4の倍数でなければ白紙が出ます。無線綴じは自由度が高いですが、面付けの都合上4の倍数を推奨します。
- 中綴じ:8〜48ページ向き。低コストで完全に開ける
- 無線綴じ:48〜200ページ向き。背が厚く単行本らしい雰囲気
- 上製/糸綴じ:総集編・記念本向き。コストと納期は長め
サイズ:A5が標準、漫画ならB5も
A5(148×210mm)はもっとも一般的でコストも抑えられます。B5(176×250mm)はコマの多い漫画に向きますが、紙代と送料が上がります。
紙:本文と表紙は別に考える
本文は上質紙(100〜120kg)が読みやすく、カラー漫画ならコート紙が向きます。表紙は250〜300kgのコート紙+ラミネートが基本。ラミネートなしだと搬送だけで角が反ります。高級感を出すなら触感紙・大地紙などの特殊紙も選べます。
トンボと安全余白
トンボは断裁用の余白で、標準3mm。見開きではノド側に3〜5mm余裕を持たせ、重要な文字と顔は仕上がり線から5mm以上離してください。
- 仕上がりサイズ+3mmのトンボ
- 重要要素は仕上がり線から5mm以上内側
- ノド側の視覚中心に顔・文字を置かない
- ノンブルは仕上がり線から8mm以上内側
色:RGBのまま入稿しない
もっとも多い失敗がスクリーンショットやRGBデータのそのまま出力です。蛍光ピンクや明るい紫はCMYKで再現できず、くすんだグレーになります。モノクロ原稿はグレースケール設定にして、4色版のブレによる色転びを防いでください。
入稿データの三大鉄則
- フォントはすべてアウトライン化(字化け防止)
- 配置画像は埋め込み、JPGは最高品質で書き出し
- PDF/X-1aまたは高品質PDFで提出。Word・スクリーンショット不可
失敗事例12項目(保存版)
- 1. ページ数が4の倍数でない → 中綴じで白紙
- 2. ノド側の余白が足りない → 文字が読めない
- 3. 表紙にラミネートなし → 搬送で反る
- 4. RGBのまま出力 → 全体がくすむ
- 5. 文字が4色スミ → ピンボケして見える
- 6. フォント未変換 → 別フォントに置換
- 7. 画像未埋め込み → 出力時に画像消失
- 8. ノド中央に顔 → 接着剤に埋まる
- 9. 解像度300dpi未満 → 網点・ジャギー
- 10. 広いベタ面 → 裏抜け・乾燥不良
- 11. 箔押しの細線 → 線切れ・浮き
- 12. 後加工を計算に入れていない → イベントに間に合わない
よくある質問
10冊から印刷できますか?
はい。デジタル印刷のため版を作らず、10冊から対応しています。見本誌・追加冊にも最適です。
納期はどのくらいですか?
標準3日です。中綴じのほうが無線綴じより早く、ラミネートと箔押しで1日程度加算されます。イベント前は「サンプル+後加工+配送」で逆算してください。
事前のサンプル確認はできますか?
可能です。実物サンプルをお送りし、色と製本を確認してから本生産します。サンプル代は本生産で相殺いたします。
表紙の箔押しはできますか?
可能です。250kgコート+ラミネート+箔押しの組み合わせが定番です。タイトルは3mm以上の太さを確保し、細線の切れを防いでください。
不明な点はそのままご相談ください
データとご要望をお送りいただければ、30分以内に無料の入稿チェックと送料込みのお見積もりをご案内します。10個から対応、上海の自社工場です。