缶バッジの作り方|10個から発注できる流れ・サイズ・フィルム選びを解説
缶バッジは同人グッズの中でもっともリピート率が高いアイテムですが、「サイズとフィルム選び」で失敗しやすいアイテムでもあります。この記事では、初めての方でも迷わないよう、発注前に決めるべき6つのことを解説します。
まずはサイズを決める:基本は58mm
58mmは日本の同人シーンでもっとも一般的なサイズで、見た目の存在感とコストのバランスが最適です。75mmは情報量の多い構図やツーショット向き、32mm・44mmはセット販売や特典向きです。
注意点は「仕上がりサイズ=円の直径」であって、データサイズではないこと。必ずテンプレートに合わせて制作してください。
- 32mm:ミニサイズ、特典・封入グッズ向け
- 44mm:キャラ小物、まとめ買い向け
- 58mm:定番。単品にもセットにも使える
- 75mm:存在感重視、展示用・サイン入り向け
構造はシンプル:印刷面+ブリキ+ピン
缶バッジは、表面の印刷紙(またはPET)+フィルム加工、真ん中のブリキ板、裏の安全ピン・バタフライピン・マグネットの三層構造です。手触りと耐久性を決めるのが表面フィルム、値段の差を決めるのがプレス精度と縁のバリです。
フィルム選びで見た目が決まる
フィルムは保護層であると同時に演出層です。同じ絵でもフィルムを変えると別のグッズになります。
- グロス(つやあり):発色が一番良い。指紋が目立ち、ボールペンで書けない
- マット/触感フィルム:上品で書きやすい。サイン会・水彩風の絵に向く
- スターホロ/ダイヤホロ:細かい粒子が光る。いわゆる「キラキラ」系
- 花火ホロ/シャインホロ:柄が大きく、存在感が強い
- ヘアライン/レインボーホロ:角度で全体の色が変わる。ステージ映えします
最小ロットと価格の目安
デジタル印刷+数値制御プレスのラインにより、10個からの制作に対応しています。コストは主に版代・段取り・フィルムのロスに含まれるため、数量が増えるほど単価は下がります。
まずは10〜30個でテストし、反応を見てから追加するのがおすすめです。いきなり500個を抱え込む必要はありません。
納期:印刷より後加工に時間がかかる
標準納期は3日です。デジタル印刷そのものは半日程度で、残りはフィルム加工、プレス、検品、梱包に費やされます。イベント合わせの場合は「サンプル→後加工→配送」で逆算し、お急ぎは24時間特急をご利用ください。
入稿前チェックリスト
- テンプレート使用、トンボ3mm(円の外側に3mm拡張)あり
- 解像度300dpi以上、テキストはアウトライン化済み
- フィルムを決定(サインをするならマット一択)
- サイズ・数量を確定。セット物は各柄の数量を明記
- 裏の留め具を選択:安全ピン/バタフライ/マグネット
- 商用IPは許諾書、二次創作は同人ルートで申請
よくある質問
10個からでも品質は落ちませんか?
落ちません。デジタルラインは小ロットでも版を作らず生産できます。変形抜きの抜型代が別途かかる場合がある以外は、標準の丸型なら追加費用はありません。
缶バッジにサインできますか?
フィルム選びが重要です。グロスは表面がつるつるしていてボールペンでは書けません。マット/触感フィルムを選べば書けます。作家様のサイン会を想定する場合はマットを推奨します。
色は画面どおりになりますか?
完全には一致しません。PCモニターはRGBの発光、印刷はCMYKの反射なので、蛍光色は必ずくすみます。入稿時に色域外を指摘し、代替色をご提案します。本生産前に実物サンプルでご確認いただけます。
一部の柄だけ追加で増やせますか?
可能です。ただしフィルムのロットが変わると微妙な色差が出ます。追加は同じタイミングでまとめてご依頼いただくのがおすすめです。
不明な点はそのままご相談ください
データとご要望をお送りいただければ、30分以内に無料の入稿チェックと送料込みのお見積もりをご案内します。10個から対応、上海の自社工場です。